2004年、突然の解散が衝撃を与えたスウェーデン産激烈デスラッシャー、
THE CROWNの"真の"5thアルバム。
2002年発表の5thアルバム"Crowned In Terror"の
ヴォーカル差し替えバージョンです。
2002年当時、THE CROWNにはex.AT THE GATESのTomas Lindebergが
在籍しており、当然"Crowned In Terror"のレコーディングにも参加していました。
その後、Tomas Lindebergが脱退、初代ヴォーカリストのJohan Lindstrandが
舞い戻ったため、ヴォーカルを差し替え発売したようです。
去りゆくバンドからファンへのプレゼントという思いが込められているような
気がしてなりません。
THE CROWNといえば、デスメタルと
MORTORHEAD譲りのロックンロールアティテュードを
絶妙な割合でブレンドし、多くのヘッドバンガーに愛されたバンドです。
今作でもそれは全く変わりません。
疾走するドラム、うなるギターリフ、吼えるヴォーカル、いつもと変わりなく
最高に格好いい唯一無二のデス&ロールの世界です。
時に美しいとさえ感じる流麗なギターソロも聴き所。
特に#02"Crowned In Terror"のギターソロはいつ聴いても鳥肌が立ちます。
結局、日本の地を踏むことなく彼らは散っていった訳ですが、
ライブはおまけ(?)で付いているDVDで観る事が出来ます。
これがまた本当に格好良くって…。凄く狭いクラブで演奏しているんですけどね。
いつか必ず帰ってくると信じています。
PS.DVDですが、私が買った物(Amazonで購入)は普通にDVDプレイヤーで観られました。
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