忍者ブログ

ぐだぐだとメタルを楽しむ人の日記

HOMEreviewの記事
2024-04-27-Sat 00:26:29 │EDIT
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2006-09-23-Sat 00:21:00 │EDIT


スウェーデン出身の天才ポップスシンガー、ANDERS JOHANSSONの2ndアルバム。
前作も実に素晴らしい作品でしたが、今作はそれを超えています。
いやいやいや、完全に脱帽です。

全体的な印象としては、前作からさほど変わらず、
歌メロを大切にした爽やかなポップスですね。
良く聴くと若干ロックっぽくなってはいる気がします。

それにしても、楽曲のクオリティは凄いの一言です。
全部で15曲収録されているんですが、はっきり言って全く捨て曲無しです。
どの曲もキャッチーかつコンパクトにまとめられていて、
一度聴き始めると、15曲全部聴きたくなります。
どれでもシングルカット出来るくらい良くできてますね。
いやー、本当に素晴らしい!!
DERE、DAKOTA、ARENA SWEADENBAD HABIT(3rdの頃)あたりが好きな方には
間違いなくオススメ出来ます。

このアルバム(と言うよりもANDERS JOHANSSONと言うアーティスト)と
出会えた事は、間違いなく今年最大の収穫でしょうね。
しかしこれほど素晴らしいアルバムが日本で発売されていないのは
どうかと思うんですがねえ…。
まあ、今ならAmazonで安く買えるんですけどね(と宣伝してみる)。
PR
2006-08-26-Sat 21:32:11 │EDIT


スウェーデンのソロシンガー、ANDERS JOHANSSONの1stアルバムです。
と言っても、某有名ドラマーとは同名異人なのでご注意。
まあ、ジャケット写真を見れば判りますけどね(笑)。

音楽的には、AORよりも、ポップスと言った方がしっくりきます。
ギターもドラムもほとんど自己主張をしていません。
当然、ギターソロなんてものもありません。
ロック的なエッジもほとんど感じられませんが、
そんな事はどうでも良くなるくらいに曲が素晴らしい。

爽快でフックに満ちあふれたメロディ、良く練られたアレンジ、
良質なプロダクションと文句の付けようがありません。
Andersの歌唱力も上々で、ほんの少しかすれた声質も
実に魅力的です。

ANDERS JOHANSSONと言う人物が何者なのかは全く知りませんが、
私は彼の才能にすっかり惚れてしまいました。
世の中には凄い才能を持った人がいる事を改めて思い知らされましたね。
そしてそんな人物がこの日本では全くの無名である事がとても残念です。

PS.誤解を招かないように補足しておきます。
本作に収録された楽曲の多くは外部ライターのもののようですが、2006年発表の
3rdアルバムでは、多くの楽曲をANDERSが手がけるようになっています。
後日レヴューする予定ですが、2nd、3rdとも大変素晴らしいアルバムです。

PS2.こちらこちらから何曲か(1stアルバムの曲とは限りませんが)試聴出来ます。
メロディ派の方は是非一度聴いてみてください。
2006-06-29-Thu 22:28:05 │EDIT


歴史に残る傑作になるであろう(希望)5thアルバムに先だって
発売された企画盤。
新曲6曲(といっても、4thアルバム制作時の曲らしい)、
新録カヴァー曲2曲、リレコーディング曲3曲(内1曲はカヴァー曲)という内訳。

#01~06が新曲な訳ですが、正直言って、#01"In Effigy"以外は
4thアルバム"The War Within"から漏れたのは無理もないかなと言う印象ですね。
決して格好悪いわけではないし、聴いていてそれなりのエキサイトメントを
得られはしますが何か物足りない気がします。

逆に"In Effigy"は滅茶苦茶格好いいんで、なんでアルバムに入れなかったか
不思議なくらいですけどね(笑)。
こういう、めっちゃシンプルなリフで魅力のある曲が書けるのは
本当に実力があるからなんだと思います。
この1曲のために買っても損はしない…かも。
保証はしませんが(笑)。

今現在のSHADOWS FALLが聴けるわけではないのが残念ですが、
まあ、買って損はしないとは思いますし、
近い将来出るであろう次回作を楽しみに待ちつつ聴くのも
良いんじゃないでしょうか。
2006-06-25-Sun 00:04:44 │EDIT


スウェーデンの偉大な暗黒プログレデスメタラー、OPETH
6thアルバム。

OPETHの持つメロウな部分を抽出した、次作"Damnation"と対照的に
今作ではデスメタルの要素を強調した作りとなっています。
とはいえ、それ一色というわけではないので、
今までのアルバムが気に入っている人なら問題なく聴けると思います。

"死"を連想させる音像はもはやOPETH節と言っても良いでしょう。
懊悩渦巻く暗鬱な不条理世界は、触れる者を絡め取り
腐臭漂う絶望の沼へと引きずり込みます。

ヴィンテージの機材を使ったのかどうかは判りませんが
アナログ的な暖かみを感じさせるサウンド(特にドラム)
で録音されているのもポイント。
彼らの軸足が70年代ロックにあるからでしょう。

夜な夜なこういう音楽を聴きながら、頭を抱えて
うめいてみるのもまたよし。
2006-06-19-Mon 22:17:41 │EDIT


スウェーデンが生んだ闇の吟遊詩人、OPETHの7thアルバム。
2002年発表の6thアルバム、"Deliverance"と同時に制作されており、
2枚で1組と考えて良いでしょう。

この2作はOPETHの音楽性を完全に2分割した内容となっています。
具体的には、"Deliverance"はブルータルサイド、
"Damnation"はアコースティカルサイドという感じでしょうか。
本作では完全にデスヴォイスを廃し、クリーンなギターサウンドを
中心としたプログレッシブロックが展開されます。

噎び泣くギター、優しく包み込むようなメロトロンの響き、
見事なアンサンブルを紡ぎ出すリズム隊など、
プレイに関しては文句の付けようがありません。
モノクロームの静謐な時間がゆったりと流れる楽曲は
夢破れた男の人生を走馬燈のように映し出します。
#05"Hope Leaves"、#07"Ending Credits"を聴いて泣けない奴は
人間じゃないと言い切りましょう。

生涯の友となる名盤。一生聴き続ける事でしょう。
2006-06-18-Sun 17:14:31 │EDIT


スウェーデン出身の4人組、CRASHDIETのデビューアルバム。

80年代のLAメタルムーブメントに対するスウェーデンからの回答、
と言ったところでしょうか。
メンバーの出で立ちはまるでMOTLEY CRUEですな。
金髪と黒髪の人数がMOTLEY CRUEとは逆になっていますけど(笑)。

私は所謂LAメタルのバンドに入れ込んだ事がないんですが
サンプルで#02"Riot In Everyone"を聴いた時から、
結構気になっていたんですよね。
で。発売と同時に買ったんですが、かなり良い出来なんじゃないでしょうか。
少なくともデビュー作としては十分なクオリティでしょう。

私の頭の中では「LAメタル=脳天気」という図式ができあがっているんですが
このアルバムからは、それ程脳天気さを感じませんでした。
楽曲はコンパクト(ほとんどの曲が3分代)かつキャッチーで、
そこに北欧のバンド特有の哀愁がまぶされている、という感じです。
曲が粒ぞろいなので最後まで飽きずに聴き通せます。
ハードロック/ヘヴィメタル初心者にもオススメ出来る秀作ですね。

PS.2006年1月20日、ヴォーカリストでありバンドの中心であったDave Lepardが
25歳の若さで亡くなりました。
結果的に、このアルバムが最初で最後のアルバムとなってしまいました。
心からご冥福をお祈り致します。
2006-06-13-Tue 23:05:38 │EDIT


フィンランドが誇るモンスターメタルバンド、LORDIの3rdアルバム。

前作がちょっとがっかりな出来だったので、どうなるかと心配していましたが
きっちりと本来の実力を発揮して、力作に仕上げてきました。
まずは一安心。

音楽性には特に変わりなく、メロディを大切にしたキャッチーな
ヘヴィメタルを聴かせてくれます。
ヴォーカリスト、Lordiの魅力的な嗄れ声も不変です。
ここまで変わらないと新鮮味が薄れてきている感じはしますが
今回は曲が良いので、まあ気にしなくても良いでしょう。

1stアルバムを超えたかと問われれば、超えていないと答えますが
まあ、あのレベルの作品をそうポンポンと作られても
こっちも困る(いや、何となくね…)んでね。
買って損はしないだけのクオリティは十分に備えている、納得の作品です。

ちなみに、U.D.O.のUdo Dirkschneiderが#08"They Only Come Out At Night"にゲスト参加しています。
そう言えば、Lordiの嗄れ声って何となくUdoっぽいですよね。
2006-06-04-Sun 22:42:32 │EDIT


フィンランドのモンスターメタルバンド、LORDIの2ndアルバム。

前作"Get Heavy"が大変素晴らしいアルバムだったので、
当然期待していたわけですが…。
うーん、正直ちょっと厳しい出来です。

方向性に大きな変化はなく、メロディに重点を置いた正統派メロディックメタルです。
しかし、曲のクオリティが落ちていると感じました。
まあ、前作が良すぎたため、比較してしまうと…と言う面はありますし、
凡百のバンドと比べると良くできてはいるんですが、やはり物足りない。
#02"Bring It On (The Raging Hounds Return)"、
#04"My Heaven Is Your Hell"などはとても彼ららしい
良い曲だと思いますが、後半はちょっとダレ気味ですかね…。

デビュー前に長い時間を掛けて磨かれた曲と、期限がある中で作られた曲の
違いではないでしょうか。
良い曲を書ける能力は充分ありますし、才能が枯れたとも感じられないので
次回作に期待しましょう。
2006-06-03-Sat 15:37:06 │EDIT


フィンランドから突如出現したモンスターメタルバンド、LORDI
デビューアルバム。

このバンドの最大の特徴は、なんと言ってもその出で立ち。
KISSGWAR聖飢魔Ⅱなどメイクをしているバンドは結構いますが
レベルが違います。これはもう特殊メイクと言っても良いでしょう。
このままの格好でライブもやるんですから大したもんです(めちゃくちゃ暑いだろうな…)。

まあ、それだけだったらただのイロモノバンドなんですが
抜群に高い曲のクオリティがそう言った批判を許しません。
一切捨て曲無しの素晴らしいアルバムです。
プロダクションは優秀、プレイは破綻無し、楽曲は前述のとおりと
とてもデビューアルバムとは思えない完成度です。

音楽的にはメロディに重点を置いたヘヴィメタルと言った感じでしょうか。
それ程ギターが全面に出てきていないので、ソフトな印象がありますね。
例えばBON JOVIでロックに目覚めた人が次に聴ける音楽だと思います
(まあ、見た目は別として…)。
このバンドを入り口にしてハードロック/ヘヴィメタルファンになる人も
多いんじゃないかな。

こういうバンドが出てくるところにフィンランドという国の懐の深さを
感じました。
是非一度ライブを観てみたいバンドの一つです。
Finland Music Daysで呼んでくれーーー。

PS.このLORDI、先頃行われたEurovision Song Contestっちゅーので優勝したそうです。
これで日本のメディア(某B!誌のこと)もこれまでのように無視出来なくなるんじゃないでしょうか。
2006-06-02-Fri 22:41:38 │EDIT


1991年発表の2ndアルバム"Gothic"により、ゴシックメタルの始祖となった
PARADISE LOSTの10thアルバム。

7thアルバム"Host"以降の作品は未聴ですが、音楽的には若干拡散傾向にあったようで、
ファンの間でも賛否両論(と言うか、否の方が多そう)あったようです。
で。10作目で自らのバンド名をタイトルに冠したのは、原点回帰と言う事なのでしょう。
と言っても、1stアルバム"Lost Paradise"期のデスメタル的な音楽性ではなく
2ndアルバム"Gothic"~6thアルバム"One Second"期、つまりは全盛期への回帰です。

当初、買うつもりはなかったんですが、グロテスクでありながら
背徳的な美を感じさせるアートワークに強烈に惹かれ買ってしまいました。
所謂ジャケ買いってやつですね(ちなみにSeth Siro Antonという人の作品です。
THE DUSKFALLNIGHTRAGEも手がけているようです)。

内容は想像していたものを遙かに超えていました。
いやいや、本当に凄い。捨て曲無しとはこのアルバムのためにあるような言葉です。
イギリスのバンドらしく、決して甘すぎず、時にはほろ苦さを感じさせる歌メロ、
耳に絡みつくGregor Mackintoshのギター、派手さはないもののツボを押さえた
ドラム(サポートドラマーのようですが)と、ベテランの味を存分に発揮しています。
若干堅めにまとめられたプロダクションも文句なし。
特にドラムは、実際に叩いているのが見えるかのような素晴らしいサウンドに
仕上がってます。

高い実力を持つバンドが、作るべき作品をしっかりと見据え
妥協無く仕上げた、そんな作品です。隙が全く見あたらない。
ゴシックメタルというジャンルを創造しながら、後続に追い抜かれていた感がありましたが
かつての自分たちを遙かに凌駕する作品を持ってここに復活しました。
PARADISE LOST恐るべし。

しかし、これほどの作品が国内発売無しってどーゆーこと?
プロフィール
HN:
りょうすけ
性別:
男性
職業:
地方公務員メタラー
趣味:
メタル、人間観察、料理
自己紹介:
某地方公共団体所属の雑食系メタラー。
JOURNEYからDIMMU BORGIRまでいけます。
Powered by 忍.jp Design by あるふぁ
Copyright (c) 2006 ぐだぐだメタルライフ Some Rights Reserved.
http://gudagudaryosuke.blog.shinobi.jp/review/
忍者ブログ[PR]