イタリア産メロディックデスメタルプロジェクト、
DISARMONIA MUNDIの3rdアルバム。
プロジェクトと言ったのは正式メンバーが2人しかいないからです。
まずは中心メンバーのEttore Rigotti。ヴォーカル(クリーンヴォイス)、ギター、ベース、ドラム、キーボードを担当しています(スゲー!)。
オリジナル曲を全て手がけているのも彼です。本物の天才です。
それから、本来のヴォーカリストなんだけど、何故かバッキングヴォーカルしかやっていないClaudio Ravinale。
スクリームは前作と同様、サポートメンバーとして
SOILWORKのBjörn "Speed" Strid(奥さんは日本人)が担当しています。
音楽性は前作の延長上に位置し、それほど大きな変化はありません。
スクリームを多用しながら、クリーンヴォイスでメロディを紡ぐと言う方法論は
簡単に言えばSOILWORKや
IN FLAMESに影響下にあると言っていいでしょう。
しかし、掃いて捨てるほどいるSOILWORKフォロワーと一線を画しているのは
本家SOILWORKのヴォーカリスト、Björnが参加していると言う事実よりも
楽曲の素晴らしさによるものです。
前作"Fragments Of D-Generation"も実に良くできた作品であり、
本作に対する期待もかなり高かったのですが見事に応えてくれました。
まあ、前作収録の"Common State Of Inner Violence"、"Oceangrave"に匹敵する
曲が無い気がしますが、アルバムトータルの完成度はめちゃくちゃ高いと思います。
Ettore Rigottiに脱帽。あんたマジでスゲーよ!
Björn、SOILWORKを辞めてこっちに本腰を入れてくれれば…PR