スウェーデンの偉大な暗黒プログレデスメタラー、
OPETHの
6thアルバム。
OPETHの持つメロウな部分を抽出した、次作"
Damnation"と対照的に
今作ではデスメタルの要素を強調した作りとなっています。
とはいえ、それ一色というわけではないので、
今までのアルバムが気に入っている人なら問題なく聴けると思います。
"死"を連想させる音像はもはやOPETH節と言っても良いでしょう。
懊悩渦巻く暗鬱な不条理世界は、触れる者を絡め取り
腐臭漂う絶望の沼へと引きずり込みます。
ヴィンテージの機材を使ったのかどうかは判りませんが
アナログ的な暖かみを感じさせるサウンド(特にドラム)
で録音されているのもポイント。
彼らの軸足が70年代ロックにあるからでしょう。
夜な夜なこういう音楽を聴きながら、頭を抱えて
うめいてみるのもまたよし。
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