スウェーデンが生んだ闇の吟遊詩人、
OPETHの7thアルバム。
2002年発表の6thアルバム、"Deliverance"と同時に制作されており、
2枚で1組と考えて良いでしょう。
この2作はOPETHの音楽性を完全に2分割した内容となっています。
具体的には、"Deliverance"はブルータルサイド、
"Damnation"はアコースティカルサイドという感じでしょうか。
本作では完全にデスヴォイスを廃し、クリーンなギターサウンドを
中心としたプログレッシブロックが展開されます。
噎び泣くギター、優しく包み込むようなメロトロンの響き、
見事なアンサンブルを紡ぎ出すリズム隊など、
プレイに関しては文句の付けようがありません。
モノクロームの静謐な時間がゆったりと流れる楽曲は
夢破れた男の人生を走馬燈のように映し出します。
#05"Hope Leaves"、#07"Ending Credits"を聴いて泣けない奴は
人間じゃないと言い切りましょう。
生涯の友となる名盤。一生聴き続ける事でしょう。
PR